山形県西川町月山山系岩根沢林道 alt.800~1,000m 18.ⅵ.2016
ピドニアに注力するようになって以降、ひとまず中部山岳地域の主だった山塊には一通り出向くことができたので、次なる探索地として選択したのが東北エリアであった。2007年7月の宮城蔵王に次いで、2015年7月には山形県内各地を徘徊するも、この時は「ピドニア、時既に遅し!」で、そのリベンジに出向いたのが翌2016年6月のことである。
採りある記(21)の白髭山に引き続き出向いたのは月山山系の岩根沢林道であったが、実はこの林道、月山から南東に延びる稜線上へと進み入る林道で、厳密には月山本体とは言えないものの、MAP検索で標高1,000m付近まで車で入れそうな点が気に入り、月山山系の代表エリアとして選択した地である。
さて、前年同様標高930mの林道分岐(前年の終点)まで進み入ると、幸いにも左手の林道がさらに先まで車での進入が可能となっていたが、せっかくなので前年と同じく分岐に車を停め、二本の林道を歩いて散策することにした。前日同様ここでもタニウツギが満開で、時折ミズキ、ゴトウヅル、サワフタギ、ナナカマド等が散見されるものの、この日は実に空気が爽やかで、それ故虫の活性が思いのほか低く、花を掬ってもほとんど虫が入って下さらない。それでもしつこくしつこくネットを振り続け、何とかトウホクヒメハナ、ミチノクヒメハナなどピドニア8種を確認することができたのは幸いであったが、帰宅後じっくりチェックしてみたところ、セスジヒメハナは全てが所謂ブナセスジ1種で構成されていることを確認。前日には3種も確認できたのに、ところ変われば・・・である。


かくして、当日の午後は月山北西部の湯殿山スキー場深部一帯へと転戦し、更に翌日以降は朝日山塊~蔵王山塊へとピドコメツアーは続いたのであった。
2016年6月18日の遭遇種
・トウホクヒメハナ Pseudopidonia michinokuensis

※分布域西南部では♀のアンテナ先端が白化する傾向があるようだ
・アサマヒメハナ P. trilineata
・セスジヒメハナ Cryptopidonia amentata buna

・ミワヒメハナ C. miwai
・ミチノクヒメハナ C. hamadryas
・ムネアカヨコモンヒメハナ C. masakii
・チャイロヒメハナ Mumon aegrota
・フタオビノミハナ Omphalodera flaviventris
