ピドニアの世界へようこそ

新潟県妙高市笹ヶ峰~乙見山峠 alt.1,300~1,500m 17.ⅶ.2005

 この年の夏季ピド・コメツアー3日目は初挑戦の頚城(妙高)山塊。前泊地は笹ヶ峰入口に位置する杉野沢集落なので当日は余裕をもって入山できたが、この日通過する予定であった小谷村に抜ける長い林道はしばしば通行止めになることで有名で、出かける際にはしっかり事前チェックを行うことが肝要だ。幸いこの年は通行可能であったため、行程に組み込むことができた。

 初めて出向く笹ヶ峰牧場界隈は解放感があって実に爽快で、しかもこの日は沿道に点々と咲くノイバラが意外に面白く、ハクサンヒメハナ以外のピドニア一式に加え、フタコブルリハナ、ヒメアカハナ、カタキハナなどが次々に飛来し、楽しみつつも想定外の時間を費やしてしまった。


 牧場の先は舗装も切れ森の中のダート道となるが、途中いかにもという一画で叩き網にトライしたところ、案の定コブヤハズが幾つか転がり落ちてきてくれた。その後県境トンネルに向けて勾配が増す中、所々に咲くオニシモツケやミズキの花からは、各種ピドニア類に加えキバネ・ヒナルリ・ヒメクロトラといった春モノ御三家から、キヌツヤハナ・オオハナといった夏モノまでもが一緒にネットに入り、太平洋側で育った身として実に妙な気分にさせられたりもした。

 結局、この日のメインターゲットであった頚城(妙高)山塊産のハクサンヒメハナは何とか峠付近で若干数を確保でき、最低限の目的は果たすことが出来たことで、安堵の面持ちで次なる訪問地へと歩を進めることが出来たような次第。

2005年7月17日の遭遇種
・ハクサンヒメハナ Pseudopidonia obscurior hakusana
・ヤノヒメハナ P. chairo
・シンシュウヒメハナ P. hayakawai kuriharai
・ナガバヒメハナ P. signifera (旧P.tsutsuii )
・アサマヒメハナ P. trilineata
・キベリクロヒメハナ P. discoidalis
・ハクバヒメハナ P. matsushitai pallidicolor
・ムネアカヨコモンヒメハナ Cryptopidonia masakii
・ヨコモンヒメハナ C. insuturata
・ミワヒメハナ C. miwai
・セスジヒメハナ C. amentata awashimana
・チャイロヒメハナカミキリ Mumon aegrota
・ニセフタオビノミハナ Omphalodera testacea testacea


この日は未採集ながら、別の機会に同地で確認のできた種
・オオヒメハナ P. grallatrix
・ブービエヒメハナ P. bouvieri
・フタオビノミハナ O. fraviventris


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