ピドニアの世界へようこそ

長野県北安曇郡小谷村栂池高原 alt.1,600~1,850m 20.ⅶ.2003

 
当時恒例化していた夏季ピド・コメツアーの一環で、当地を初めて訪問したのがこの日であった。ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ、標高1,820mの「自然園駅」に至ると、気分は爽快!標高と共に一気にテンションも上がる。

 この先「栂池自然園」から上部は、登山客・観光客が多い上に特保エリアが迫っている為、この日は「自然園駅」を下車後、すぐに車道を下りながらの採集と決め込む。乗り継ぎとなるゴンドラリフト「栂の森駅」まで歩いて下りつつ、車道沿いのミズキ、ヤマブキショウマ、オニシモツケ等を丹念に掬っていくと、期待したハクサンヒメハナを始めとする各種ピドニアやクモマハナなどが次々にネットに入る。

※残念ながら当日の写真が残されていない為、上記3枚は2010年8月の再訪時のものとなります

 道脇の葉上にたたずむコブヤハズと戯れたりしながら下っていると、とある高層湿原のすぐ脇で、その時は即断の出来なかったシモフリコメツキの一種を何頭か採集したのだが、その日の夜これらがゲニタリアの特異形状からクロツヤシモフリであることが判明!この意外な成果に、とりわけコメツキ専科の同行者は大満足の様子であった。

 結局、この日は最上部「自然園駅」の標高1,820mから乗り継ぎ駅「栂の森駅」の1,570mまで、標高差250mをゆっくり下りながらの行程であったが、この地ならではのピドニアのみならず、予期せぬコメツキの大物副産物にも遭遇できたりで、二人して愉悦に浸る一日となった。

2003年7月20日の遭遇種
・ハクサンヒメハナ Pseudopidonia obscurior hakusana
・ヤノヒメハナ P.chairo
・シンシュウヒメハナ P.hayakawai kuriharai
・アサマヒメハナ P.trilineata
・オオバヤシヒメハナ P.limbaticollis ohbayashii
・ハクバヒメハナ P.matsushitai pallidicolor
・ヨコモンヒメハナ C.insuturata
・ムネアカヨコモンヒメハナ C.masakii
・ミワヒメハナ C.miwai
・ニセフタオビノミハナ Omphalodera testacea

※当日の四角紙の一部・・・

この日は未採集ながら、別の機会に同地で確認のできた種
・フイリヒメハナ P.signata
・セスジヒメハナ C.amentata
・チャイロヒメハナ Mumon aegrota


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